シャッターボタンを押す瞬間。
この前、大好きな友達と夢の話をした。
その子とは去年の夏、タイで出会った。
同い年で、今となってはお互い旅が大好きで、写真を撮るのが大好きで。
自分をしっかり持っていて、少し強がりで、心優しい笑顔が素敵な女の子。
夢について語った後、彼女はこう言った。
大変なこともあるやろけど、素直に叶えて欲しいと思った!
Sakuraには、人を惹きつける力みたいなんがあると思うんだよ。
一緒に旅した仲間として、Sakuraは本当にカメラの向こうに心を込めるのがうまいっていうか
人柄とかがめっちゃ好きやし、憧れでもあるから、
そんなSakuraが見てきた世界とか、Sakuraにしか作れん、Sakuraのカメラの世界とかすんごいわくわくするよ!
思わず泣いてしまった。
こんなにも自分を肯定してくれて、夢を応援してくれる友達がいてくれることに。
その時、ふと考えた。
シャッターボタンを押す瞬間、自分は何を考えているのかな。
音楽を切り撮る瞬間。
笑顔を切り撮る瞬間。
透き通った海を切り撮る瞬間。
花を切り撮る瞬間。
ちょっとずつ感情は違えど、共通していることがある。
誰かのきっかけになったらいいな。
音楽であれば、この空間に足を運んでみたいというきっかけに。
笑顔であれば、見た人がつられてその人も笑顔になるきっかけに。
海であれば、美しい海を泳ぎたいというきっかけに。
花であれば、その人が癒されるきっかけに。
そんなことを考えながら、自分はシャッターボタンを押している。
今日も明日も明後日も、そんなことを考えながらシャッターボタンを私は押す。