恋人たちを横目に私は。
クリスマス。
それは聖なる夜であり、性なる夜である。
なんて言ったらイエスは天国で憤慨するだろうか。
けれど、日本ではクリスマスは恋人同士で過ごす日なんて言われる。
それと同時に、私の両親の結婚記念日でもあるのだ。
クリスマスなんて、正直どうでもいい。
両親が結婚した事実の方が重要である。
母から結婚記念日がクリスマスだと聞いた時、
「パパって案外ロマンチストなんだな」
と幼いながらに思ったのを覚えている。
今年は、本当に色々あった一年だった。
家族がバラバラになるかもと思う瞬間も。
それでも、みんなで支え合って乗り越えてこれた。
それは、あの父と母がいて、
姉と弟がいたからだ。
1人でも欠けてしまっていたら、どうなっていたか分からない。
このブログでも散々家族愛を書き連ねてきたけれど、
その位、自分の家族が大好きだ。
2人が出逢って、
結婚して、
私たち兄弟が生まれて、
家族になって。
これは、クリスマスの奇跡と呼んでもいいんじゃないかと、そう思いたくなる。
自分はキリスト教徒でも、なんでもない。
けど、特別な気持ちになる1日だ。
しかし、今年は湯河原で1人ワインを飲みながらクリスマスを過ごす。
恋人たちを横目に私は。