言葉が白く目に見えるから
私は冬が好き、言葉が白く目に見えるから
そんな歌詞で始まる、back numberの西藤公園。
今日はバレンタインデーだ。
まぁ、私には関係ない。
バスの隣の女の子の手には、綺麗にラッピングされたチョコらしきもの。
これから大好きなあの子に想いと一緒に届けるのだろうか。
そんなことを何年も前に私もしたなぁなんて。
大好きな人に想いを伝えるのは、何よりも緊張する。
それがたとえ両思いだとしても。
バレンタインのチョコは、そんな緊張を和らげる安心材料ではないだろうか。
想いを伝える口実になる。
好きな人に会える口実にもなる。
きっと相手には伝えたい想いがたくさんあるんだと思う。
気付いた時にはもう大好きで、でもなかなか勇気が出なくて...。
そういう想いをチョコと好きですの四文字にそっと詰め込むのだ。
もし振られてしまって、涙が溢れてしまったとしても。
もう恋なんてしないと思ったとしても。
きっと、その時の自分を褒めてあげられる日がくる。
行動に移したことに自信が持てるようになる。
日本中の女の子たちが、自分の想いとチョコをしっかりと届けられますように。
冬は、言葉が白く目に見えるから。