100歳まで生きたなら。
2018/03/29
大好きなひいばあちゃん100歳の誕生日だった。
100年前、大正7年生まれのひいばあちゃん。
激動の中、今日まで生きてきたんだと思う。
・関東大震災
・第一次大戦終戦
・第二次世界大戦
・高度経済成長期
・バブル時代
・阪神淡路大震災
・リーマンショック
・東日本大震災
現代の教科書に載っているであろう数々の出来事を自分の目で見てきたのだろう。
ひいじいちゃんとは、第二次世界大戦中に出逢い結婚。
その後ひいじいちゃんは、お国のために衛生兵としてビルマに旅立った。
無事生還したひいじいちゃんとの間には、5人の子供、11人の孫、13人のひ孫に恵まれた。
ひいじいちゃんが亡くなったのは、25年前の3/29。
ひいばあちゃんの誕生日に亡くなった。
自分はひいじいちゃんを写真でしか見たことがない。
少し痩せ型で、笑顔の素敵な人だ。
私が幼稚園だったか小学校低学年だったかの頃に、ひいばあちゃんが言っていた。
あの人は、ひいばあちゃんのことが大好きで仕方なかったんだよ
大好きで大切な人を失った悲しみは、私には到底想像できない。
それでもひいばあちゃんは強く生きてきた。
ひいじいちゃんが亡くなってから25年、遂に100歳の誕生日を迎えた。
もう私のことを覚えていないし、あまり話すこともできない。
それでも私の大好きなひいばあちゃんには変わりない。
オロナミンCが大好きで、ちょっと毒舌で。
小さい頃はひいばあちゃんの膝の上に座るのが好きだった。
そんなひいばあちゃんが100歳。
人生で初めて100歳になった人をこの目で見た。
そして同時に考えさせられた。
もし自分が100歳まで生きたなら。
残りの人生が80年あるということになる。
今の歳の4倍も生きられるのだ。
人生はまだまだこれからなのだと痛感した。
そして、残りの人生にワクワクした。
自分次第で最高に面白い生き方ができる。
ひいばあちゃんのおかげで、新たな目標ができた。
100歳まで生きることだ。
ひいばあちゃんがこの世界に生まれてこなかったら。
ひいばあちゃんが激動な時代を生き抜いてこなかったら。
ひいばあちゃんがひいじいちゃんと出逢っていなかったら。
今、私はここに存在していない。
100歳おめでとうと生まれてきてありがとうを伝えたい。
滅多にこんなことを考えることはないだろう。
これを読んだあなたも考えてみてほしい。
自分がもし100歳まで生きたなら。