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自分の人生なんだから、好きに生きようや

向かい風は、後ろ向けば追い風になる

 

 

少年には遠回りする時間が与えられ

老人には近道を知る知恵が授けられて

ここ最近聴いている曲。

ポルノグラフィティの『ブレス』の歌詞だ。

 

 

 

私は今月大学を辞める。

理由は複数あるが、ちょっとここで書き連ねてみようかな。

 

 

 

私は、大学が好きだ。

大して友達が多いわけでも、

大して成績が良いわけでもない。

 

 

 

ただ、あの空気感が好き。

大学の周りは緑で囲まれて、

夕陽が本当に綺麗に見える。

 

 

山を削って作られてたようなど田舎にあるけれど、

ここにしかない良さがある。

 

 

 

毎日往復3時間かけて通い、気付けば3年生になっていた。

 

 

1年生。

心躍らせて、毎日を過ごしてた。

機材に触れるのも、教授の話ひとつ聞くにしても。

全てが輝いて見えた。

 

2年生。

無意識に単位の取りやすい講義を選択するようになっていた。

初心を忘れていたし、ただなんとなく毎日を過ごすだけの大学生になっていた。

 

3年生。

ドキュメンタリーを専攻して、初心を取り戻した。

映像の面白さに再び魅了された。

誰かに何かを伝えるための作品を作ることが楽しかった。

 

 

 

ふと、立ち止まって考えてみた。

 

 

 

私は、就職に対する意欲が薄い。

だが、3年から奨学金を借りている。

 

 

2年間で約240万の借金を背負ってまで、今1番したいことはこれなのか?

 

 

映像を学ぶことは、心から楽しいと思っている。

けれど、1番したいことではなくなっていた。

 

 

正直、自分が今この気持ちで、

またなんとなく大学生活を送っていくのが嫌だった。

 

 

だから、決意した。

自主退学という選択をすることに。

 

 

これが正解かどうかは誰にも分からない。

 

 

もう3年生なのに辞めるのは勿体ない。

大卒は持っていた方がいい。

そう思う人はごまんといるだろう。

 

 

私自身は、特にそうは思っていない。

自分のこれからと真剣に向き合った結果に過ぎないと捉えている。

 

 

むしろ、好機だ。

これは間違いなく自分の人生のターニングポイントになる。

 

 

だからこそ、これからの未来にワクワクする。

私という人間が、どんな軌跡を辿っていくのか。

 

 

 

今は、少し遠回りをしているかもしれない。

それができるのは、若いうちだけだ。

 

おばあちゃんになったら、沢山の知恵で近道ができるように。

今は、ほんの少し、ほんの少しだけ遠回り。

 

 

去年の今頃は大学辞めるなんて思ってもみなかったし、

来年の今頃は何をしているか分からない。

 

 

人生の醍醐味ってそういうところなのかな。

なんて、20歳の小娘が言ってみる。

 

 

ちょっとだけ立ち止まって、後ろを見てみよう。

きっと。

向かい風は、後ろ向けば追い風になる。

 

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